フリーランスという働き方

2015/12/26

はじめに

組織に属していれば将来が保障されるという時代ではない
先が見えない社会により、終身雇用の時代が終わりを告げようとしている。
個人が会社に尽くしきることはリスクのある世の中。
そんな中フリーランスという働き方が当たり前の働き方として日本でも今後広まっていくかもしれない。

パラレルワーク
時間と場所を自由に選んで働くことができ、
個人が人生や仕事を自分自身で人生を主体的にデザインできる。
働き方が多様化してきている現代に合った働き方。

個人事業主(フリーランス)
法人を設立せずに自ら事業を行っている個人。
日本におけるフリーランスは労働力人口の17%。
安定を失うが知恵と努力によりそれらに勝ることもできる。

副業系すきまワーカー
常時雇用されているが、副業としてフリーランスの仕事をこなすワーカー
例:本業以外のやりがいや生活費の補助を目的に、週の数時間を副業にあてる

複業系パラレルワーカー
雇用形態に関係なく2社以上の企業と契約ベースで仕事をこなすワーカー
例:自分のスキルや特技をいかしてフレキシブルなライフスタイルを実践するワーカー

海外のフリーランス人口が多い理由
日本のフリーランス人口は17%。アメリカは35%となっており、3人に1人がフリーランス。欧米では、フリーランスに移行すること自体に対する抵抗が少ない。
新入社員を育てていく日本とは異なり、企業は経験とスキルを持った人材を採用する。

フリーランスは追い風が吹いている

環境が整ってきていている
インターネットの普及やクラウドソーシングの登場により仕事の受発注の環境が整ってきていて個人でもパソコンとインターネットが出来ればすぐ仕事を受注できる。

日本にもブームが起きている
昨今の「働き方改革」「副業元年」「フリーランス元年」などにより、日本での副業やフリーランスに対する考え方が少しずつ変わってきている
この流れはこれからますます広がってくいく。

IT系技術者の人手不足、需要は継続見込み
戦略や企画のような業務は各企業の正社員が受け持ちますが、末端の業務はフリーランスに業務委託されるようになってきており、今後もIT系技術者の人手不足が確実視されているために、フリーランスエンジニアの求人数や待遇などは良くなると予想される。
人材が不足していれば企業は高年収で人材を囲い込もうとし、それでも足りない労働力はフリーランスエンジニアに求める。

エージェントの質も年々高まっている
フリーランスをサポートしてくれるエージェントの質も年々高まっている。

会社員として副業

企業側にもメリット
企業は必要な期間だけ適切な人材を集められるので人件費の削減、さらには社会保険費の削減が見込め、フリーランスは単発のプロジェクトを複数の雇い主と契約できるためリスクマネジメントができるなど、発注側・受注側双方にとってメリットがある。

・モチベーションにつながる
・視野が広がる
・会社としても任せられる仕事の幅が広がる

外で武者修行して得たものを会社に還元してもらえることを期待
外を見ることは、個人としての実力を高めることにつながり、その結果として会社に大きく貢献できるようになると考える。
得たスキルを本業に還元できるなら会社としても意義を見出してくれやすい。

副業を許可している企業は2~3割

条件
・競合しないこととか
・本業とかぶらない
・本業への悪影響を及ぼさない

フリーランスのメリット

頑張りが収入アップに繋がる
フリーランスは頑張ったら頑張った分だけ収入になる。
サラリーマンの場合、どれだけ結果を出したとしても給料に反映されるまでには時間がかかる。下手すると、変わらないことだってある。
当然、実力主義の世界ではありますが、そこで自分の実力や経験を存分に活かすことができれば、自分の市場価値に見合った報酬を獲得できる。

広範囲に及ぶ経験スキルアップができキャリアを切り開ける
大きい会社だとプロジェクトが大掛かりなことが多いので自分の受け持つ範囲が細分化され分業になります。
副業によって縦と横に自身のスキルアップに繋がっていて、副業(複業)から別の道に繋がっていく。

決定権が全て自分にある
自分が決めた瞬間に行動に移すことができ、自分の気持ち1つでやるやらないを決めることができる。
やりたくなければやらなければいいし案件を選べる。
時間帯も調整できる
取引先や受注金額、納期、納品物さまざまなことを自分で決めることができる。

得意なこと、好きなことをしながら生きることができる
自分の身に付けたいスキルの経験ができる

自分の実力を知ることができる
自分の持っているスキルを試す腕試

会社がなくても生きていけるようになる
会社員と違い、自ら営業・マネジメント管理・売上管理などをしなくてはなりません。
そのため会社に依存することなく「お金を稼ぐ能力」が身に付いていきます。

時間を有効に使える
会社員であれば毎日決まった時間に出勤しなければなりません。
早朝に起きて午前中のうちに仕事を片付けて午後から遊びにでかけたり午前中はゆっくりと寝て午後からのんびりと仕事を始めたりできます。
最低限の生活費さえ確保できているのであれば、働かないっていう選択ができるのもフリーランスの強み。
今月は休んで、来月働く、なんて仕事のペースが調整できる。

好きな環境で仕事ができる
ずっと同じ席で仕事をし続けることは苦行
1日のほとんどの時間を仕事をして過ごすなら「心地のいい場所で働きたい」
・skypeやchatworkを使えば特に仕事で不便を感じることはない。
・自宅や喫茶店で仕事したり。
・家賃の安い郊外や地方に引越しをしたり。
・沖縄に住もうがシンガポールに住もうが関係ない。
・会社へ行くための移動時間が省ける。
・通勤の満員電車からの開放
・子育て、介護、家族との時間が持てるようになる

作ったものが資産として残る
テンプレート化したもの
ソースコードが資産として残る

働く相手を選べる
会社員は、自分の上司を自分で選ぶことができません。
正社員の場合は自分の上司や部下、同僚などの人間関係がより密接となります。
たまたま同じ部署で出くわしたような上司と仕事を共にしていく必要がある。
フリーランスの場合、基本的には働きたい人と一緒に働ける。
もしうまくいかなかったとしても、雇用関係を結んでいるわけではないので、スパッと切れる。

自信につながる
ワンストップでぎりぎりのところで冷や汗かきながら乗り越えましたっていう経験が「どこでもやってけるかな」みたいな感覚になる。
会社にとってもプロ意識やマネジメント能力を高めることにも効果がある

就業規則に縛られない
正社員は働き方の自由度が低くなってしまう。
場合によっては「残業」を強いられます。

フリーランスのデメリット

何かあった時に会社に守られない
正社員は労働基準法によって労働者の権利が守られているので、企業は社員を簡単にクビにすることはできません。
病気などによる入院時に給与が支払われる、所得保障制度などもあるため、まったく救済措置がないわけではありません。
能動的にこういった協会に加入する必要があります。

毎月安定した収入を得られるという保障はない
正社員エンジニアの場合、「最低賃金法」によって一定水準の給料が保証されています。毎月安定した収入を得られるということが、
フリーランスは通常の企業の直接雇用とは違うため、業務上の都合で簡単に契約を解除されてしまう可能性もある
収入は自分が獲得した案件の報酬によって日々変動するので、毎月の収入が不安定になる場合もあります

対策
→1つの取引先に依存せず複数の取引先をもつ
→保守案件を増やす

社会的信用がない
フリーランスという働き方が広まってきたとはいえ、まだまだ日本ではサラリーマン至上主義が強いです。
独立したフリーランスエンジニアの社会的信用は、はっきり言って無い。
会社員と比べると、社会的信用が落ちて様々な面で弊害が出る。
会社の規模や売り上げという点で判断されてしまう。
女性からは結婚相手として避けられる可能性もある。
クレジットカードやローンなどのお金関係
部屋を借りる時
実際の仕事内容はどうであれ、サラリーマンという肩書きそのものが信用を高めるためには効果的な場面は多い。

全部自分でやらないといけない
社員は契約書の作成や年末調整なども全て分担して行っているため、事務作業の負担は増えません。
ITフリーランスになればお金の管理をすべて自分で行う必要があります。
→外注に依頼する

信頼できるクライアントか働いてみないとわからない
インターネットを通してのやりとりでは事前に知ることのできる情報は限られており、支払い遅延、受取拒否な、下請法違反の行為、非常識な振る舞いをするクライアントにあたる可能性も少なからずありえる。

収入を伸ばすなら自分で営業して仕事を獲得する必要がある
継続的に収入を得ていきたいなら、自分で営業してクライアントと信頼関係を築いていく必要があります。

スキルや実績がないと仕事が回ってこない
その道でしのぎを削るスペシャリストがたくさん潜んでおり、決して甘い世界ではない
スキルや実績、経験などを積んでいないと単価の高い仕事に巡り合うのは難しい。全体的に報酬の単価が低いので低単価の案件中心に仕事を進めていくといったような生活となります。

フリーランス向いている人

人生の不安定さを楽しめる
不確定要素がたくさんあるそれを楽しんでできる人
正解はあると思っているがないと思っていたほうがいい
先が見えないことが楽しい、あきないことを楽しみながら
今何かがおこってそれに対して臨機応変に対応する

何事もマスターするまでには時間がかかるもの。
すぐに結果を出そうとするとと苦しいものになってしまう。
どうせ時間がかかるのなら起業そのものを楽しむ。

自分を律することができる人
自己管理能力が高い人
一人でもモチベーションを維持できる人
自分を常にアップデートし続けられる人
時間にルーズな人は全く向いていない。

負けず嫌いな人
案件の受注などは、結局のところフリーランスや企業との競争です。
自分こそが案件を勝ち取るんだという強い意志がある人でなければ、新規の仕事開拓は望めないでしょう。

スキルアップのための勉強を欠かさない人
40代・50代になっても新しい技術や知識に対して常に好奇心を持って貪欲に身に着けていこうとする並外れた意欲が求められる。
どんな世界でも技術・知識の更新は欠かせません

交渉上手な人
ITフリーランスは自分の仕事の成果を切り売りする生き方です。
仕事を発注してくれるクライアントの言いなりになっていては、作業時間に見合わない金額で仕事をし続けなくてはならない。
もし低すぎる金額で仕事を依頼された場合は、毅然と金額のアップを交渉する度胸が求められます。
もちろん、強気すぎてクライアントを失ってもいけません。
このあたりの微妙な空気を感じ取って交渉する力が求められる。

独立前にやるべき事

スキル
・フリーランスで食っていくスキル
・プロジェクトマネージャーなどの経験
・今のうちに資格や経験をしっかりと積んでおく。

実績
・実績、ポートフォリオ
・高難易度の資格

資金
・最低でも3〜6ヶ月は生活資金は前もって確保
・クレジットカード

保険
・年金保険

家賃や車の固定費を下げる
売上がなかなか見込めない独立直後には大変な重荷になってしまいます。
最悪の状況を想定して、あらかじめ固定費用を圧縮するように心がける。

クレジットカードやローン、マンション審査などをパスしておく
フリーランスエンジニアは社会的信用の低下があげられます。
クレジットカードやローンなどの審査が通過しづらい。
クレジットカードは会社員時代に3枚以上作っておく。

時代が変わっても価値の落ちない高難易度の資格
取引先はIT業界に詳しい人でないこともあります。
そのときに国家資格をとっておけばあなたの信用もあがります。
仕事を受注するときには確認しないことも多いですし手っ取り早く資格や経歴で判断することもあります。
時代が変わっても色あせない資格・スキルを保有している人材は、企業側からすれば垂涎の的であり、高年俸を出してでも雇いたい人材。
・プロジェクトマネージャ
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・マーケティング
・企画
・業務スキル

意識すること

その時にベストだと思える選択をする
最強なのはサラリーマンをやりながらフリーランス的な活動もする複業
れぞれのメリットとデメリットのバランスをとりつつ、自分の目的に最も近づく道を探っていく
どちらかだけ、じゃなくて、どちらもやることで相乗効果が生まれる。
サラリーマンで堅実にやっていることをフリーランス的に加速拡大させるイメージ。

セルフマネジメント(スケジュール・体調)
フリーランスは、仕事をする時間を自分で自由に設定できるのが最大のメリット。しかし、それだけにスケジュール管理をキチンとする。
仕事がいくつも重なったり、思ったよりも難易度が高い仕事で時間がかかったり、体調を崩しても、納期を守らなければならない。
スケジュールはもちろん、体調もしっかりとセルフマネジメントをして、納期までの余裕を十分に保ちながら仕事を進めることが大切。

マーケティングスキル
ほかのフリーランスにはない自分だけの付加価値を把握しておく必要。
フリーランスとして働きたい人は、参入市場の情報収集と分析を行ってニーズを把握し、自己分析で自身の強みを把握しておきましょう。
ニーズに対応するために、新しいスキルを身につけなければならない場合もあります。

年齢の限界

30年後は体も頭もにぶる
何歳になってもフリーランスエンジニアとしてやっていくのは可能です。
しかし、現実には技術に追従し続けることの難しさがありますし、若い人のような働き方がいつまでもできるわけではありません。

知識の吸収
人は誰しもが歳を重ねると考え方が保守的になり、凝り固まり新しいものに挑戦しようとしなくなる傾向にある。
→インタ=ネットで調べながらやるから問題なし

体力の衰え
若いうちは、その気になれば1日10時間でも12時間でも働けるものです。
しかし、歳を重ねるほどに長時間働いて無理をするということが、身体の都合で徐々にできなくなってしまう
・腰や手首などの慢性的な痛み
・老眼も患います。
・徹夜ができない
→そもそも徹夜するやり方はパフォーマンスが悪い

固定費が上がる
一般的に50代ともなれば子供がいてマイホームや子供の学費に追われる年代。
当然、いくら節約しても家庭を維持するための固定費は高止まりのまま。
20代のうちは単価の低い案件でも何とかやりくりできていたけれど、50代になるとそうはいきません。

それ以上に知識や経験の積み重ねは大きな資産
20代、30代と同じ土俵でなく、50代ならではの経験・スキルで企業に貢献できるか?が大切なポイント。
継続は力なり自分が今まで経験してきたこと、積み重ねてきたことの一つ一つが武器として役に立たせる
・プロジェクトマネジメント
・企画・集客などの幅が広いお仕事ができる
・継続は力なり

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